『Tears of the Sun』

久々に映画館に行った。
Bruce Wills主演の戦争映画。
戦時の今時に映画館で戦争映画を観るのはけしからんが
実際の戦争も馬鹿みたいなシナリオどうりに遂行されているようで
現実との境目がなくなっている。

この作品はナイジェリアの内戦に介入するアメリカ軍を扱った作品ではあるが、虫けらの様に殺されるアフリカ人達と死が尊厳を持って
扱われるアメリカの兵隊という対比は何もこの作品限ったものではない。
ソマリアに介入したアメリカ軍を扱ったBlack Howk Downと同じ表現手法だ。

ただ最後に死線をくぐり抜けてカメルーンに辿り着いた主人公達の
姿を見た時には不思議と感動した。
まんまと手口にひっかかってしまったようだ。

殺す側の論理で描かれた作品であることは認識しているが
殺す側の国民はそんなことなど考えたことなどないだろう。

矛盾と建前だらけの国だが欲望という本音に屁理屈をつけて
力でそれらを正当化してしまうこの国。

オマエラいい加減にせんかい!
そろそろ嫌われていることを認識せんかい!