2003-09-01から1ヶ月間の記事一覧

『Under The Tuscan Sun』

久々に楽しい映画を観た。(まぁ小市民の琴線に触れるだけの”心暖まる”小品なのであるが…)終の棲家を求める者としては何処か惹かれるところがあったのも事実ではある。トスカーナ地方をゆっくり回りたいという希望はあってもそれは叶えられていない。たまに…

『さぶ』

いい作品だったが長すぎる。娑婆に出てもそこは所詮抑圧された世界。でも娑婆に出られるその日まで生き延びようと思う。そしてお思いきり深呼吸して笑おう。心の底から笑おう。そしてまた抑圧された世界へ戻って行こう。X-Dayは近づいている。そういうことを…

『孔雀』

近年浅野忠信が出た映画を観る機会が多いがこの映画もその類似で内容がワケワカメ!『地雷を踏んだらさようなら』でまともな役柄を演じていたので期待はしていたのだが以後の作品はワケワカメな役ばかり。監督は一体何を撮りたかったのだろうか?もう少しま…

『およう』

竹久夢二の絵の事はそこそこ知っていたがその生き様はあまり把握していなかった。女が好きで助平だから絵を描くのか? それとも女の絵を描いているから助平になってくるのか?先ず助平が先にあると思う。今度竹久夢二の足跡でも追うことにしよう。http://www…

『藤原悪魔』藤原新也

久々に『藤原悪魔』藤原新也を読み返した。そして新しい発見をした。P218 :義理の甥Aが…藤原新也に甥と姪が居ることは過去の著作で明らかである。P72 : 先日20歳になる姪がはじめて… この姪御さんは例の9.11の時にNYCで写真を撮った彼女であると思う。 高校…

『夏の闇』開高健

『輝ける闇』は比類無き名作ではあるが究極の選択をしろと言われると『夏の闇』を選んでしまう。開高文学で『輝ける闇』以後と以前では大きな違いがあるが『輝ける闇』の続編とも言える『夏の闇』が好きだ。これは何度読み返しても飽きることがない。

『要説世界史(再訂版)』

『要説世界史(再訂版)』東京大学名誉教授 村川堅太郎:山川出版社 こんな教科書を使って授業をして面白いわけがない。 こんな教科書を採択した教育関係者も大間抜けではないか?内容は単なる文字の羅列。固有名詞を単に羅列しているだけの内容。例:赤い林…

『十一人の侍』

馬鹿殿と圧政に苦しむ民衆という図式は昔も現世もあまり変わりない。また一つの夫婦愛をこの作品に見た。1967年にこんな作品が撮られているというのに現世の監督どもはまともな作品一本が撮れない。それは日常がツマラナイのでその空間や話を切り取ってもそ…

『tokyo. sora』

この作品も東京に暮す6名の女の子のリアルな日常を撮っているのだがそれれはただ表層をなぞるだけ深みが何もない。監督は一体何を表現したかったのだろう。最後に失神してしまったので結末がわからなかった。まぁ結末など無いのだろうが。それにしても6名も…

『水の女』

これまた浅野忠信が火に取り憑かれた男とやらを演じているが肝心の水の女とやらに魅力がなくまた粗筋もワケワカメ!で115分と延々とダラダラと拷問の様な時が続く。結局途中の1時間ほど失神していた。最近の邦画の監督は一体何を撮りたいのかよくわからない。

『ムルデカ 17805』

第二次大戦後そのまま現地、インドネシアに残り独立運動に加わった旧日本軍兵士の話。自分が同じ立場だったらやはり現地に残るだろう。なかなかいい映画ではあったが肝心の島崎中尉の台詞が臭いのである。素人の演技ではないだろうが台詞が臭いのである。あ…

『恋人はスナイパーEPISODE2』

ドラマなのか映画なのかどちらかよくわからない作品であった。内村光良と水野美紀のカンフーの型はよく出来ているとは思うがあれは本物なのかもしくはただの演技なのだろうか?まぁ中国マフィアがあんなに甘いワケがないのだが・・・お笑いタレントが真剣に…

『輝ける闇』開高健

『輝ける闇』開高健この比類無き完璧な小説!何度読んでも飽きない!開高健の新作が読みたいのにそれは叶わない夢だ!この世には駄作を垂れ流す作家とやら山の様にいるのに本物はいつも急逝する。

『凶気の桜』

原始共産主義的民族主義者にとっては何処か惹かれる内容の映画であった。ただ、どちらにも極端に偏向していると時には偏狭・偏狂な人間になってしまう。かって美しかった故国の山河は拝金主義者共と馬鹿官僚どもにボロボロにされてしまい、日本人も日本の政…

『アサヒカメラ8月号』

もう2度と買わない!と心に決めたアサヒカメラであったが藤原新也のディジカメ写真が掲載されてあるというので手配し、今日ようやくそれが届いた。藤原新也の作品は別にしてこの雑誌自体をやっぱり買わなければ良かったと思った。自分で決めたことは守らない…

『週刊金曜日:創刊号から1999年4月号まで』

週刊金曜日の準備号、そして創刊号から99年4月号までをずっと大事に保管してきた。いずれ活用、或いは有効活用してくれそうな人に渡すつもりでいた。だが仕方がないのでこの度全てをゴミ箱に捨てた。全てを諦めたわけではないが、欺瞞に満ちたマスコミ関係か…

『流転の海:第二部:地の星』宮本輝

続けて『流転の海』の第二部を読んでしまった。近年活字は何も救えないと諦めていたがまだまだ活字は生きているのだと教えられた。話の続きを早く読みたいと思う。

『TRICK』

これまた漫画ちっくな映画だ。多分原作は漫画なのでは?と思う。仲間由紀恵が売れない手品師の役である村に偽の神様として招かれる。村社会を馬鹿にしたような、その癖村社会の神髄をついているような…しかしツマラナイ作品。ツマラナイ作品が多すぎる!

『T.R.Y.』

織田裕二主演の詐欺師の話。織田裕二は顔が汚れたりするといきなり輝く顔だといつも思う。そしてどことなく友人Kに似ている。肝心の作品だが、金をかけている割りに内容がツマラナイ!何故最近の邦画はこんなツマラナイ作品ばかりを作るのだろうか?

『玩具修理者』

ひたすら視覚効果だけに凝ったツマラナイ作品で筋書きも大したものではない。ビデオを巻き戻そうか我慢しようかと失神しながら音だけを聴いていただそれは突然終わった。45分ほどの最初か最後までツマラナイ作品だった。こんな作品を作る意義・意味など何か…

『カタクリ家の幸福』

沢田研二、松坂慶子、丹波哲朗そして忌野清志郎が出演しているホラー・コメディというふれこみの映画。昔から今もミュージカルが苦手である。なんだか踊りと無理に合わせた歌詞で演技を誤魔化している様な気がするからだ。そしてそんな踊りと歌を観ていると…

『流転の海』宮本輝

『流転の海』というタイトルも宮本輝という名前もつい最近まで忘れたままであった。しかしひよんなことから『流転の海』のタイトルを知りついさいきん入手し読んでみた、あっ、という間に頁を重ねることが出来る読みやすさ。もう活字には救われることはない…

『最後の晩餐』開高健

私が改めて言うことでもないが開高健は文聖だね。風俗物書き崩れの弱い者虐め主義者の某著名人とは器が違うね。開高健の新作が読めないことだけが残念だ。生き延びている連中はダラダラと駄作を垂れ流して商売していると言うのにね。

『Open Range』4

古い西洋(用語ウェスタンを回避しましょう)のこの物語は多くの正面に作用します。それは哀愁、ロマンスおよびコメディーなどを予期された暴力に混ぜ合わせます。映画は牛群に4つの雌牛手(ボスとしてのロバート・デュバル;チャーリー・ウェートとしてのケビ?…

『Open Range』3

This tale of the Old West (let's avoid the term western) works on many fronts. It blends the expected violence with pathos, romance, and even comedy. The film opens with four cow hands (Robert Duvall as Boss; Kevin Costner as Charlie Waite…

『Open Range』2

Boss Spearman, Charley Waite, Mose Harrison and Button freegraze their cattle across the vast prairies of the West, sharing a friendship forged by a steadfast code of honor and living a life unencumbered by civilization. When their wayward…

『Open Range』

最近この映画が観たくてずっと機会をうかがっていた。そして今夜200人くらい収容の小部屋に4人だけで貸しきってこの作品を観た。ケビン・コスナーが出ていたガンマン(カウ・ボーイ?)の映画。今ひとつ発声が聞き取れず肝心なやり取りが理解できなかったが最後…

『たった10日の基礎英語』晴山陽一

いままで英語関係の書籍に無駄な金を突っ込んできた。しかしこの様な本を今まで待っていたのだと思う。単純な言い回しで迷う時この様な基礎をわかりやすく記述した本は助かる。迷いから脱却させてくれるこの様な書籍は有り難い。

『MAXIMUM RISK』

昔映画館で観たと思って過去の日記を探ると以前もテレビで観たことが判明した。以前はツマラナイ!と記してあるが今回観たらそれなりに楽しめた。南仏とあったがそこが今回はニースであることが判明。 ↓http://www2.diary.ne.jp/logdisp.cgi?user=143481&log…

『日本企業がなぜ中国に敗れるのか』莫邦富

これは人にもらった本ではあるが近年の中国ブームに乗って作者の莫邦富の著作に触れる機会は多い。ただ最近の中国ビジネスに関することは取締役島耕作を読んだ方が短時間で理解出来る。今の時点では不要なのでこの本は今ゴミ箱に捨てた。ただこの著者のもう…