『十一人の侍』

馬鹿殿と圧政に苦しむ民衆という図式は昔も現世もあまり変わりない。

また一つの夫婦愛をこの作品に見た。

1967年にこんな作品が撮られているというのに
現世の監督どもはまともな作品一本が撮れない。

それは日常がツマラナイのでその空間や話を切り取っても
それは日常そのもので映画にしたろことで
全くツマラナイ作品になるのを知っていて
それで最初から作品作りを諦めているのであろう。

 派手なアクションものは金がないと諦め
  では市井の人々の日常をさらりと撮って
 みようとしてもそれは事象の表層をただ眺めるだけで
 内面には入っていかない。
 ただの覗き見趣味的な範疇から出ていない。
 そんな作品ならAVよりツマラナイではないか。
 AVの場合は他にまともな存在理由があるが
 『tokyo sora』の様な作品には存在理由があるのか?
 と尋ねたい!

まともな映画作品が観たい!と切に願う。