2002-11-01から1ヶ月間の記事一覧

『放置民市』 1-(1)

『放置民市』1-(1) ここは放置民市と言う。ヴェトナムのホーチミン市に似ているが全く別の街である。ちなみに姉妹都市はカザフ共和国の首都アルマアタである。 設定は200x年になる。 常々不思議に思い続け、いまだに自分なりに納得出来ていないことがある。…

『文化大革命』

『文化大革命』矢吹晋:講談社現代新書この前『ラスト・エンペラー』を観てから”文化大革命”について再度内容を確認しようとしたがなかなかこれと言った情報にはヒットしなかった。そんな中で昔入手したこの著作を発見した。再読してみたが流石に学者の書く…

『ピストル・オペラ』

あまりにもつまらなくて3回(3夜)連続で失神してしまった。一体何を言いたいのか?さっぱりわからない。雰囲気的に原作に漫画作品があるのでは?と思う。漫画作品を下敷きにした映画は観る側に既に人物設定が成されているためただ映像の世界を楽しめばいい、…

『アカシアの道』

観ていて全然すかっとしない作品であったが我が身に置き換えてみるとかなり色々と考えさせられた。自立した女編集者の母親(小学校教諭で教頭まで登りつめ定年)がアルツハイマーになり同居のために久々に家に帰ってくることになった。他の雑誌社で働く男、杉…

『RED SHADOW 赤影』

現代版赤影の事はキャッチしていたがついに観ることが出来たが、やはり現代版だけあって出て来る人物がスカスカ!影軍団のクノイチ、アスカはスタイルよしで目の保養になったが肝心の赤影がただの兄ちゃんでスカスカ。それに仮面の忍者の癖に仮面をつけてい…

『同窓会製星団』

弘兼憲史原作の黄昏流星群を映画化したもの。やたらと間延びしたテンポで、弘兼の漫画は好きだがこの映画はツマラナカッタ。

『新・仁義の墓場』

初日は寝てしまった。翌日真面目に最初から観た。岸谷五郎が石松陸夫という実在の人物の如きやくざを演じる。内縁の妻とやらに有森也実。ひょっとしたボタンの掛け違いから岸谷はてめぇの所属する組織の幹部を半殺しにしまた総長を撃つ!かくまってくれた兄…

『まむしの兄弟』 『ミスター・ルーキー』

『まむしの兄弟』柳葉敏郎は類似の役者に比べたら芸達者だ。葉月里緒菜は別嬪さんだが演技が臭い!柳葉の演技がそれなりの味を出しているのに比べて他の役者の臭さと言えば見ていられない。辻褄合わせに借りたビデオなのでこれも仕方が無い。「人間死んだら…

『英二』 『おもちゃ』

『英二』 主演の長渕剛を過度にシブク描写し過ぎ。『おもちゃ』 久々に観た深作欣二監督作品。 十年以上前に観たのはたしか『いつがギラギラする日』だったと思う。 深作作品は軽快なテンポで話が進むので時間を忘れる。 主演の宮本真希は別嬪さんで裸体も美…

Pat Metheny

Pat Metheny Groupの生演奏を初めて聴いた。ピアノ:白人オカマ風:ウイスコンシンベース:白人:シカゴトランペット:東洋系?:シアトル打楽器、ベース、その他:アフリカ人:カメールーンドラム:アントニオ・サンチェス:メキシコそれにPatの6人編成だっ…

『無問題』モウマンタイ

岡村隆史主演:無問題モウマンタイ恐ろしくツマラナイ映画。でも岡村隆史とやらを初めて見たがどことなくM君に似ている。彼女役の佐藤康恵も高慢決めるほど大したことの無い女で好感が持てる。まぁ芸能人寄りだが市井の人々に近い普通の人間が出ている。場所…

『雨あがる』

脚本:黒澤明寺尾聰(浪人武士:三沢伊兵衛)と宮崎美子(その妻:たよ)の夫婦は観ていて清々しい。殿様お付きの従者の若者の台詞(と言うより演技)はかなり臭いがまぁそのあたりは別にして本当に久々に稀に観るまともな邦画だと思う。「心が晴れ晴れとする」と…

『ポルノスター』

キムキムを少し不細工にしたような千原浩史が腐った街渋谷でやくざやチンピラをナイフで刺しまくる。 (でも全然すかっとしない)上条という名の気持ち悪いチーマー(鬼丸)が半分主役だったりする。最初の展開は少しはマシかと思ったが超駄作。暴力も中途半端で…

月刊『エノク』

何故か6月から配送の止まっていた月刊『エノク』だったが先日手紙を送ったので6月号から10月号までの5ヶ月分が送られてきた。この度の応対には不快感はないものの手紙を送らなかったらそのまま放置されていたと思うと釈然としないものがある。状況を理解・認…

陰山英男『本当の学力をつける本』

世界で一番勤勉だった日本人は外圧に負けて一番怠け者な人間になってしまった。やたら休みが増えたのでその反動で平日は相変わらすダラダラと仕事を続けるのが大半の日本人。確かに小学生の時に基礎学力を鍛えるのは有効かもしれないがこの著作者は所詮は税…

『Frida』

仕方無く滞在した出先の街で『Frida』を観る機会に恵まれた。普段生活する街では公開されない、という情報を入手していただけにこの偶然に感謝した。(でもその情報が正しいモノかどうか今はわからない)さてこの『Frida』という作品は流石に芸術家の生涯を描…

『デルの革命』

『デルの革命』を偶然デルの本社がある街に向かう飛行機の中と宿で読むことになった。他人の成功話程ツマラナイモノは無い!ということにつきる。やたらと同じ話がダラダラと続くので眠気を抑えるのに必死だった。確かマイケル・デルとは同世代で同じ頃にPC…

『デルの革命』

『デルの革命』がようやく届いた。今から20年ほど前にようやく身の回りにパソコンが登場してきた。当時はNECのPC8801の定価が確か228000円だったと思う。聖徳太子の頃の22万円8千円なので非常に高価なものであった。唯一NECだけがロクに値引きもせずに高値で…

『いちげんさん』

日本文学を専攻する外人(出身はスイスという設定)学生と盲目の女性を演じる鈴木保奈美が出会って別れるという内容の作品。場所は京都で、古都の美しさや排他性、また陰湿な大学内部や教授連中(およびその取り巻き)がよく描かれている。外人でなくとも京都は…

『秘密』

小林薫が親父役で岸本加世子と広末涼子が母娘を演じる。ある日、岸本と広末が乗ったバスが転落し岸本の肉体は死に、広末の肉体に岸本の魂が宿るという話。映画作品としてはまぁまぁ評価出来る。広末は大嫌いだったが、この作品で初めて可愛い、とか色気とか…

『追う男』下巻

『追う男』の下巻をようやく観ることが出来た。やはり松田優作はシブイねぇ。阿木耀子も色っぽいし、昔は大好きだったお姉さん、烏丸せつ子もぽっちゃりして味のある人妻を演じているし。昔は俳優も女優も、また日本人自体も情緒があって良かった。それに比…

『なぜデルコンピュータはお客の心をつかむのか』

『なぜデルコンピュータはお客の心をつかむのか』公私供にデルに走ろうとしているのは事実である。この本に書かれてある組織と自分の所属する組織は正反対の位置に属している。また自分が愛して使ってきた東芝の体制や体質も同様にデルとは正反対の位置に存…

新編『宮沢賢治詩集』

文庫本一冊分の詩を通読するだけの気力など持ち合わせていないのでパラパラと拾い読みするのが関の山だ。ただ[わたくしどもは]と言う詩を移動中の飛行機の中で何度も読み返してそして泣いた。最近は昭和人、それに平成の大馬鹿共に嫌気がさして明治人や大正…

『追う男』上巻

『追う男』上巻松田優作が探偵を演じる。烏丸せつこや阿木耀子も出演している。みんな若い。1986年の作品だから当然か。それにしてもやたらと煙草を吸うシーンが多い。それもあの頃では当然だったのかもしれない。松田優作も生きていれば今頃どんな俳優にな…

『白痴』

『白痴』原作:坂口安吾、監督:手塚眞、主演:浅野忠信かなり金をかけて豪華な作りにしている作品ではあるが今一だ。手塚眞はデジタル時代の寵児だと書かれるあるがあまりにも金と近代技術が鼻につきすぎている。カリスマ的アイドル・銀河(橋本麗香)と浅野…

『ワンダフルライフ』

『ワンダフルライフ』是枝裕和監督作品 あなたの人生の中から 大切な思い出を ひとつだけ選らんで下さい。発想は斬新だが映画としてインパクトに欠ける。また社会性やメッセージ性が無く、テーゼもアンチテーゼもなーんにも感じられない。ただただ退屈でよく…