『デルの革命』

『デルの革命』がようやく届いた。

今から20年ほど前にようやく身の回りにパソコンが登場してきた。
当時はNECのPC8801の定価が確か228000円だったと思う。
聖徳太子の頃の22万円8千円なので非常に高価なものであった。
唯一NECだけがロクに値引きもせずに高値でPCを売り捌いていた。
驕れる者、久しからず、とはよく言ったもので
その後にPC98で市場を席巻しやりたい放題した
NECではあったが今は見る影も無い。
そんなNECではあったが一つだけ他社に無い努力があった。
地方都市の駅前にはパソコン教室があり、空き時間であれば自由に
パソコンを触ることが出来た。
その後ではNECの信者にさえなり、高校生の分際で何をどう捻出したのか
わからないがPC8801を購入した。

しかしDOS/V機が出始めた頃、体制側はまだNEC一辺倒であったにも
関わらず、一年を経たない内にそれらの意識も変わってしまった。
今はデルの一人勝ちだが、十年後はどうなっているのだろうか?
とこの本を読み始める前にそんなことを思う。