『アカシアの道』

観ていて全然すかっとしない作品であったが
我が身に置き換えてみるとかなり色々と考えさせられた。

自立した女編集者の母親(小学校教諭で教頭まで登りつめ定年)
アルツハイマーになり同居のために久々に家に帰ってくる
ことになった。

他の雑誌社で働く男、杉本哲太にはその事実を告げた途端に
捨てられる。実際それが妥当な選択だと思える。
すごい現実的なシナリオ。

それにしてもどうして自立した女性を描こうとすると
勤務先が出版社であったり、職種が編集者であったり、
フリーのライターであったりするのだろうか?

雑誌は好きだが、そんなに高邁な職業や職種ではないと思う。
 何をどう社会に貢献しているのか?本人達が考えているほど
大した事などないと思う。それは糞みたいな一過性の流行以外、何も生み出さないからだ。
なんかこんな一方的な価値観もいい加減崩れていい時期なのでは?
と思う。