『Road to Perdition』
久々にこの映画をケーブルで観た。
こういうシブイギャング映画は楽しいね。
以下は引用。
http://www.yodobashi.com/enjoy/more/i/6992292.html
http://www.sakawa-lawoffice.gr.jp/sub-5-2-a-65(road%20to%20perdition).html
http://www.sakawa-lawoffice.gr.jp/
ロード・トゥ・パーディション
2002(平成14)年10月17日鑑賞
(サム・メンデス監督/トム・ハンクス/ポール・ニューマン/ジュード・ロウ)
<1931年のアメリカが舞台>
1931年のアメリカは、大恐慌と禁酒法の時代。日本でもその名を轟かせているイタリア系マフィアのアル・カポネが率いるシカゴのギャングが我がもの顔に振る舞っていた時代だ。アメリカにおける1929年10月の株価の大暴落は世界恐慌に発展した。その結果、日本もアメリカの影響を受けて昭和恐慌となり、しかも1931年には東北地方を中心に大凶作がおそった。
そんな中、大正デモクラシーと呼ばれた時代の中で定着しつつあった日本の政党政治は次第に弱まった。そして日本ではその後軍部が抬頭し、1930年のロンドン軍縮会議への不満もあって、軍人が発言力を強めていく時代が1930年代から急速に進んでいったのだ。
他方、ヨーロッパでは1918年の第一次世界大戦の終了後、過酷な戦後賠償に苦しむドイツではヒットラー率いるナチス党が抬頭し、1933年ついに政権の座についた。そして1931年にはポーランドへの電撃侵攻を開始し、第二次世界大戦が始まった。
しかしアメリカはこんな世界の激動に直接手を出さず、「名誉ある孤立」路線をとっていた。
アメリカから目を転じて1931年の中国をみればどうだったのか?1931年9月18日は柳条湖事件が発生した日だ。これは奉天(今の瀋陽)郊外の柳条湖付近で、関東軍が自ら鉄道を爆破した事件で、その結果、張作霖が爆殺され、満州事変が始まり、その後の日中戦争(15年戦争)の引き金となったものだ。
1931年は、こんな不安定な時代だった。