Winterreise D.911

本日は諸般の事情で自宅謹慎中である。
洗濯したりファイル整理をしたり所謂家事を行っている。
洗濯は機械がするが干すのが面倒。
掃除が一番面倒だが少しずつ行うしかない。

体も心も年中真夏ではあるが、極厳冬の地も好きである。
真冬も又楽しいのである。
暗くて陰鬱な中にも楽しみはある。

シューベルトの”冬の旅”という歌曲がある。
何故か真夏であってもこのアルバムが時たま聴きたくなることがある。
今は真冬であるが久々に
Winterreise D.911というタイトルのBGMを聴いている。
独逸人のオッサンの弾くピアノに合わせて
独逸人のオッサンが歌を歌っている。
曲は全部で24曲あり、今ネットで検索すると邦題は次のとおりであった。

1.お休み
2.風見の旗
3.凍った涙
4.かじかみ
5.菩提樹
6.あふれる涙
7.川の上で
8.回想
9.鬼火
10.憩い
11.春の夢
12.孤独
13.郵便馬車
14.霜おく頭
15.からす
16.最後の希望
17.村で
18.嵐の朝
19.幻覚
20.道しるべ
21.宿屋
22.勇気
23.幻の太陽
24.辻音楽師

こうして邦題を並べると余計に陰鬱になってきて素晴しい。

ここから更に連想されるのは高倉健主演の映画
『冬の華』である。
粗筋の大半は忘却の彼方であるが、土砂降りの雨の中のミッション
(ここでは人殺し)のシーンが想い出される。
土砂降りのシーンでは『ロード・トゥ・パーディション』のマシンガン
をぶっ放すシーンにまた飛んでしまう。
こうして頭の中では果て無き脱線を繰り返してしまうのある。