「未来世紀ブラジル」の暗示するもの【私見】
経済だけを追求すると超効率主義になります。
すると貧富の差が拡大します。
そうなるとどうなるか・・・。
管理する側はすっごいピラミッド社会でなんとか
這い上がろうとします。(それは他人を蹴落とすという意味です)
自分自身の価値や能力を高めるように努力するより他人を蹴落としたり
罠に嵌める方が楽で効率的だと思う様になります。
そして下層階級は地下が何処の惑星殖民地の開拓者として飛ばされます。
「メトロポリス」*昔のドイツ映画 (そのコピーは手塚治虫が同じタイトルで描いています。多分ぱくり?)
「CB感」*東本昌平の漫画
等々の作品でも表現されています。
「未来世紀ブラジル」も同じ様な世界を描いています。
基本は「メトロポリス」やチャペックの戯曲「ロボット」だと思います。
「ロボット」は元々”労働”を意味するチェコ語です。
手塚治虫の「鉄腕アトム」
より浦沢直樹のリメイク版「プルート」の方がそんな世界を現しています。
何を暗示しているかと言いますと・・・私見ですが・・・
ツマラナク息苦しい現実的世界と閉塞感溢れる将来だと思います。