売れる前に熟れたひとたち

夕刻天守閣に上がる。
しばしの酸素補給。

まだ陽が高いうちに家路を急ぐ(一見)幸福そうな人たち。

或る底意地の悪い、ある女性の後姿を見送る。
女性特有の熟れた体。
充分セクシーではある。
(個人的な性的嗜好を満足できるという主観的なものではなく、
 客観的にみてセクシーだという意味である)

つまりは充分に女性としては熟れているが、
いまだに売れていないのである。
 (売れるとか言うと、人身売買とか言うあなたはただの似非人権擁護馬鹿)
(これはただの言葉の綾ちゃん。他意は無い!)

果物ならやはり熟れる前に買って、
熟れてからゆっくり味わうのが
季節モノを楽しむ極意では無いか?

熟れた売れ残りを安く手に入れても
そのうち腐り始める・・・ってあくまでも果物の話であるが。

まぁ腐っても売れ残るよりマシだと八百屋とか果物屋のオヤジは考える
ワケである。

若干だけ酸素を吸ってそんなことが頭によぎった。