To be free rider 6

最近飲み会とやらが鬱陶しい。
別に飲むのが嫌いになったわけではないが、
人を集めて準備して精算するまでが面倒臭い。

勿論少人数で気持ちの良い飲み会は問題ないのだが。

今回は流れで仕方なくまた時間を割くことになった。

義理とか人情とか色々なものが絡まっての飲み会であった。

或る人が契約期間満了までまだ2ヶ月残したまま
契約を打ち切られるという今時の世間様では
良くある話なのである。

冷静に考えたら今まで良く知るひとが身の回りからまた
一人消えてしまうので色々と複雑な心境になるのだが
最近は麻痺してしまい考えることすら鬱陶しくなってくる。

いちいち、一人ひとり感情移入していたら生きていけないのである。
今までこんな状況で色々と心を砕いてきたが
何も状況は変わらなかったのである。

それにしても今回の主賓は最後の方は
延々と今まで所属していた組織の長に対する
不満や不平、悪口を延々を繰り返す壊れたテープ・レコーダーになって
いた。最後の最後まで最寄駅まで見送ることになった。
フンフンと聞き続けるしかなかった。

「何故俺が?」という気持ちは十分理解は出来る。
しかしこの期に及んでは「厚かましい」という
気持ちが出てきた。

自分がいなければ地球が回らない!と思っている人は
大勢いるだろうが、その実その人がいなくても
地球は周り続けるのである。
そんなことは冷静に考えなくとも明白な事実である。
しばらくは困る人が出てくるだろうが、それも数日から
数週間で組織としてリカバリーされる。