『今度は愛妻家』薬師丸ひろ子

薬師丸ひろ子を久々に観た。
それも空の上で。
すっかりオバサンになったけれど流石薬師丸ひろ子
依然としていい女である。

声が素晴らしい。

あれだけ思春期に角川になけなしの金をはたいたが
今でも中毒なのである。

夫である俊介の世話を甲斐甲斐しく焼き、明朗に振舞っていた妻のさくらは、夫から酷いことばを投げつけられて愛想を尽かし、一人で旅立ってしまった。彼女をうるさく思っていたはずの俊介だったが、カメラマンである彼と同衾する覚悟で写真を頼みに来た新米モデルを抱くことが出来なかった。そんな彼の前に、「離婚する前に写真を撮って」と、思いがけずさくらが帰ってくる。だが俊介は、戻ってきたさくらの悲しい正体を知っていたのだった。