『A Short Film About Killing』

或る日曜日の朝、早朝出発者たちを見送ってから
1988年制作のポーランド映画クシシュトフ・キェシロフスキ監督作品の
『殺人に関する短いフィルム』(Krótki film o zabijaniu)
を観た。

重いテーマである。

民放もダラダラとサスペンスドラマを作るよりこんな
しゃきっとした作品を一本作ってもらいたいと思う。
まぁダラダラと続くシリーズをダラダラと観るという
ニーズというのもあるだろうけど、それはそれで
予定調和が大好きな連中の嗜好になったんだろう。
餌付けが先か元々そんな餌が要求されたのか?
それはわからない。
まぁマッチングがないものは何処かで廃れてしまうから
相思相愛的な予定調和の賜物であると言える。

これで手持ちのクシシュトフ・キェシロフスキ監督作品ものは
すべて観尽したことになる。

亡き人となった作家やロックンローラの新作を待っても
無理であるのと同じ展開である。

そろそろWW(Wim Wenders)の新作が観たいところである。