何故か単行本の『私の男』が手元にやって来そうになったが、
思いとどまり、確認してみると少し前に文庫本の『私の男』が手元にやって来ていた。
当然数回に分けて読んだ。
映画化したら面白いだろう、と思ったら既に映画化されていた。

桜庭一樹と言えばもう捨年以上も前に『赤朽葉家の伝説』が出てすぐに読んだ記憶が甦った。
それはまるで『百年の孤独』的な小説であった。