『A MAN AND A WOMAN』男と女

久々のフランス映画・・・”フランス映画”で憶えているのは
死刑台のエレベーター』と『2人のベロニカ』くらいか。
『2人のベロニカ』はもう一回観たい。
さてこの女と男、未亡人とその反対(寡夫)とでも言うのだろうか?
つまりお互いに配偶者を亡くしている。
お互いの子供は同じ寄宿制の学校に預けられていてお互いに週末にパリから遠出し子供に会いに行く生活。
女の方は映画製作に携わっていてまぁ”タイムキーパー”みたいな仕事をしていて亡き夫は映画俳優であったが戦争映画のロケ中に事故で亡くなってしまう。
シブイ・マスタングを転がす男の方はフォーフド・フランスのレーシング・ドライバー・・・。ある年のル・マンで事故を起こし重態、病院にかけつけた奥さんは精神錯乱を起こし自殺。
当然の様にこの男と女は逢瀬を重ねる。
そして男は仕事でモンテカルロ・ラリーへ。
男は優勝し、テレビを観ていた女は電報を送る。
「優勝おめでとう・・・愛してる」なんて内容のを送る。
モナコでのパーティ会場にいる男の元にこの電報が届く。
これが携帯電話だったらサマにならないなぁやっぱり。
男はラリーカー(ゼッケン148)に飛び乗り一路パリを目指す。
パリに着き女のアパートに行くものの不在。
子供の寄宿制の学校行ったと聞きまたラリーカーを走らせる。
海辺で遊ぶ女とそれぞれの子供を見つける男。
早々に子供を残し走り出す男と女。
途中で食堂に入り、そのままホテルで関係を結ぶが・・・
女が途中で夫のことを想い出す。
女は列車でパリに帰る。
男はラリーカーでパリに向かいながら男として色々と反省する。
がパリの駅で女の到着を待ち駅のホームで再会して抱擁して終わり・・・。
シブイ映画だけども、ただ”煙草”を格好いいものとして表現されて
いるのに時代を感じた。誰もが”喫煙者”でそれを進歩的なものとして
”表現”していたと思う。ついつい「煙草臭そう」とか感じるシーンがあった。