『Sliding Doors』

夜中に目が覚めて寝付きが悪くなったのでテレビをつけた。
何の気なしに始まった映画を観た。
それはイギリスを舞台としたものであった。

真綿で首を絞められるような管理をされているこの国の閉塞感や
窒息感とはまた違うかの国の厳然たる階級社会。
人々の暮しは諦めるでもなく開き直るでもなく階級に合った
生活を営んでいる様な気がする。

パブで生ぬるい麦酒を飲みながらダラダラと色々なことを
友人・知人もしくは見知らぬ第三者と話す。
美味しいモノがないわけでもないが自慢できるほどのものでもない。
でもあの午後の紅茶(特にミルク・コーヒー)の味はあの国でしか
味わえない。
あの国にはロクな思い出がないがでもまた行ってみたいと思う。
アングロサクソンほど建前を言いながら本音や本能で生きている
動物の様な人間も少ないと思う。

さて肝心の映画の方であるが、ただのラブ・コメであった。
(舞台はイギリスであったが監督やスタッフはアメリカ人かもしれない)
途中でテレビと電灯を切って寝た。
続きをいつか観るかもしれないが。