2005-03-19 『砂と霧の家』 まだ観始めて10分ほどだがこの作品は当りではないかと思う。あのドライ感は邦画では出ないと思う。何故ならばいくら複雑系やドライ系を真似ても所詮中途半端にしかこの国では表現出来ないからだ。基本的に単純系でもたれ合い、馴れ合い社会のこの国においてああいう風な感じのドライ感は構築できない。ただただ人間の悪い、甘えの入ったドライ感、それも真似事でしか実現できないのではないかと思う。この国は何においても中途半端である。