『空中庭園』角田光代: 後半
途中までは本当に面白かった。
駄菓子菓子・・・放物線を描くようにゆっくりと面白くなくなって行った。
家族の各々の秘密が明らかになるにつれ、そのスケールというか
テーマというか・・・どんどんと話の規模が小さくなり
面白くなくなっていった。
物語の中の母親の歳が37歳。
多分作者と同じくらいの年齢である。
その先のことはワカリマセンという感じである。
出来の悪い邦画みたいな感じである。
途中からダラけて、いきなり何の展開もなく、未来への暗示も何もなく
いきなりスパッと終わる、そんなツマラナイ邦画の様な印象を受けた。
出だしが面白かっただけに残念だ。
作者の限界を感じたのは自分一人だけではないと思う。