隠れ家的な店にて

土砂降りの雨の中、都心部まで出る。
 (都心は首都圏にだけ使える言葉と思っていたがどうやら
 そうでもないみたである。都(みやこ)の中心ということだろうか?)
まぁ色々とあって能動的に気分転換をしたかっただけである。

西から帰って来た組と合流し店を物色する。
大通り商店街の路地裏に逸れるとそれなりのが沢山あるが、
そうした楽しみは約20年〜30年前にピークを過ぎた人ばかりなので
我々の欲求には合致しない。

路地裏の猥雑さにはワクワク感を憶えるがその先にあるものは
容易に想像がつくのでそこには期待も何もない。

結局隠れ家的な居酒屋に入る。

全席個室。
暗い。
食卓(テーブル)単位での会計・・・。

まぁ若い世代は他者と交わるより身内だけ楽しみを共有したい、
という観点からの店作りだと思う。
所謂トレンドというやつか。

一歩間違えると糞不味い創作料理になるが、
どれもこれもそこそこ美味しい料理だった。
用意された麦酒、焼酎、日本酒も美味しいものだった。

目的を考えたら星二つから三つくらいは認めてあげてもといいと思う。

まぁワイワイ騒ぐよりじっくり、ゆっくり、チビチビと楽しむには
いい店である。