『シネマ・シネマ・シネマ』梁石日

久々に梁石日の単行本を手に入れて読んだ。
でも内容はエッセイ等で語られたきたものを小説に焼きなおしただけである。

まぁ元々週刊誌に連載されていた小説なので仕方ないだろう。

新聞広告を見ただけで買った方に責任がある。

『暗闇の子供たち』(だったか?)くらいのインパクトはない。

まぁ作家としての損益分岐点はとっくに越えてしまった氏は
書けば書くだけ利益になる状態であろう。

これだけ固定客がつけば何か文章を書いていれば金になるのだと思う。

血と骨』くらいの濃い氏の小説を読んでみたいのである。