或る夜、一つの時代が終わった。

或る夜、
一つの時代が終わった。

あの孤独でやるせない時期の気持ちや情景でさえ、一つの時代として
終わってしまった。

STINGをダラダラと聞き続けたり、
クラプトンのクロニコルで切なくなったり、
あの頃の孤独感も、その前のも、
そして今も形は異なるが同じ様に孤独である。

それは、でも規模の大小は別にして
誰もが感じる孤独ではないだろうか?

孤独というものについて言及するのが主旨ではない。
あの頃の孤独感も一つの時代として幕を閉じた、
ということである。

ネジは逆には回せないし、時も元には戻せない。

「その時歴史は動いた」のであればいいが、
「そうして歴史は幕を閉じた」のである。

残念ではあるが、どうしようもないのである。

クールでドライな人にはどうしてもそういう反応になってしまう。