出生の秘密に触れる。

知りたくなかったことだが自分の出生の秘密に触れてしまった。
それは血液型である。
この齢まで知る機会が無かった。
ただ生まれて初めて病院で暮らした時にふとベッドのフレームに
貼られたIDカードにはある血液型が記されていた。
それが今回ふとしたことで判明してしまった。
ずーっと自分の信じてきた血液型でウジウジ悩んでいた
あの子供の頃の自分は一体何だったのだろうか?

出生の秘密に触れたような気持ちでいたあの頃、
ある超別嬪さんが「そういう可能性もあるわ」と教えてくれた。
なんでも高校生の時の何かの授業でそんなことを
習ったらしい。

何故かそんな超別嬪さんであったが、最初からお互いに
男と女の関係にはならない予感があった。
まぁこちらが望んでも時間の無駄であることは
わかっていた。
だから長い付き合いが続いているのだと思う。
話はいきなりそれたが血液型のことを思うと
ついついあの時の超別嬪さんの笑顔を想い出すのである。