砂漠に棲む連中とシジフォス

月曜日。
ますますやる気が失せていくのは天候のせいではない。

砂漠に水を撒く行為を延々と続けている自分。
神話のシジフォスと同じだと思いながらも無駄なことを続けている自分。
砂漠の中に棲む連中だけが悪いのではないが、その砂漠の公園の
管理人も悪ければやはり職員も甘いのである。
拍車をかける親方さまのお言葉。

ますます電池に充電出来る量が減って来る。
やる気が無い割りに放電を繰り返す。
アジトに辿り着き晩御飯を食べる。
晩御飯は炊飯器が炊いてくれている。
何はともあれ温かいご飯が食べられるだけ幸福である。
酔いも回り横になったら最後気がつけば朝の5時。

朝起きるとメールをいただいていたことに気付く。

私憤か公憤かわからない苛立ちが体を襲う。

我が猛妻に重ねるとまるで躾の出来ていない
ガキがガラスを割ったその後始末をしながら
猛妻が怪我をしているような感じである。
(そんな糞餓鬼のいる学校に怒鳴り込んで行って、
 俺がガラスを叩き壊したいと思った。思っただけ・・・)
(ケツを拭けないなら雲古なんかするな!とか言いたい)

火曜日、だからますます機嫌が悪かったと思う。
だって人間だもの。

同じ組織にいるジレンマに襲われている。

ただ彼女を苦しめているのは砂漠に棲む連中ではないのだが・・・。

砂漠に棲む連中が消えれば一番すっきりするのだが
そんな連中の面倒を見ないといけないのは
今の国の状態、
否、
世界の状況に似ている。

でも当の本人達はかなりお気楽に生活をしている。