地獄巡り茶

そのお茶はなんとも言えない味がする。
一言で言うと非情に不味いのである。
色々な材料を出鱈目に混ぜただけ、という感じである。
漢方薬でも苦いが慣れていくと苦さの中に色々な味を感じることが出来る。
そしてそんな苦味の中でもある種の調和がとれている。
しかしこのお茶は出鱈目なのである。

お腹がはりだしたかと思うと、酷い下痢になった。
これこそ浄化計画である。

夜中の2時に急にやってくるあの食中毒的な下痢ではなく、
印度で味わった時の下痢に似ている。
下痢にも色々と違いがある。

かくしてあのお茶を飲んで地獄を巡ることになった。

しかしその酷い下痢も少したてば収まった。
コップ一杯分だけの反応なのだろう。

しかしその後で麦酒を2リッターくらい飲んだが、
6時間くらいお叱呼に行かなくても良かった。
 (それも強制的にお叱呼に行ったのだ)
小便垂れなので麦酒を飲んで一度お叱呼にいくと頻繁に通うのが
いつものパターンなのだが、あの地獄巡り茶を飲んだせいか
かなり違うのである。

つまりは脱水症状に陥っていたのであろう。

今足りていないもの、
それは酸素と水分に違いない。