1988 Yoichi single malt

酔っ払っているときには何をしてしまうかわからない。
まぁそのまま進行させてしまうことが大半なのだが。
月曜日の夜に呑みに行き、帰ってからギターとウイスキーを手配すること
なった。

先ずはウイスキー
 余市 1988年 というもの。
価格は21,000円。
 高いか?安いか?の議論はさておき
1988年という響きには関係者はピンと来るだろう。
 昭和63年なのである。
翌年は糞みたいな平成が始まるのである。
 新成人がテレビで「昭和?レトロな感じ〜ぃい」とか答えて
いたが、レトロで何が悪い?
 昭和君は20歳になるまで不良少年で泥沼の喧嘩をふっかけて
暴れ周り、近所のデカイチンピラに原爆2発も落とされて
それでようやく改心したくらいの不良少年だった。
 改心後は必死になって働いてそれなりに稼いだ。

 平成君は20歳になるまでに親の遺産を食い潰し、
そして一番悲惨な状態で成人として社会に放り出される、という
因果な結果ではないか?

 人生はまさにプラス・マイナス・ゼロなんだと思う。

朝起きて、我に返ってから、余市はキャンセル依頼のメールを
送信した。呑んではみたいが、やはり身分不相応な酒である。
というより飲む前から味がイメージできるのだ。
また何処かで呑むことで出来るであろう。

ギターの方はまた別途手配することにする。