Go West ! Tickets to ride (2)

よく考えたら高松も徳島も列車で辿り着き、駅前に降り立ったこと
なんてなかったのである。

しかし時間が中途半端であった。
もうすぐ午後の7時を迎え様としていた。

・一泊して明日早朝から旅を続ける。
・フェリーで和歌山に渡る。
・その他

一番安い宿は4,000円であった。
フェリーは丁度午後7時の便が出たばかりで次便が最終便で
22:00時に出て和歌山港に24:00に着くことがわかった。
決断を迫られる黄昏であった。

気持ちがかなり貧乏旅になっている。
財布の中の残金も気になる。
4,000円という額が途轍もなく高い金額に思えて来る。
(焼き鳥屋ではそんな風には思えないのだが、人間の価値観は不思議である)

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第2日目

午前11時アジトを出発。
先ずはコンビニで公共料金を支払う。

おかずつきおにぎりとお茶とアサヒ缶ビールを買い、
バス停で昼食。

そう言えば福知山線って初めて乗った。

尼崎から宝塚まで乗り、そこから篠山路快速で篠山口へ。
そこから福知山線行きの別の電車に乗り換え福知山へ。
福知山から東舞鶴を目指すが時間が無い。
綾部まで特急・はしだてに乗る。
舞鶴から小浜へ!(その列車は何故か”雲古”臭かった。
 それも人糞。隣に座っていたたコギャル4人衆も同じことを言っていたから私の鼻がおかしかったわけではない)

小浜はなんだか中途半端な街であった。

 帰りに小浜駅焼き鯖寿司と缶ビールを買い、出発までの時間で半分を食べた。不味くは無いが延々と残りの復路で指が生臭買った。
 (かって平均師匠様が”名物に美味いものは無い!”と言っていましたが
 やはりその通り。)

 翌朝、持ち帰ったその焼き鯖寿司のラベルを見ると…
 鯖(ノルウェー産)と書かれてあった。何が塩鯖街道だか?

敦賀までまた残りの小浜線に乗り、そして敦賀からは姫路行きの
新快速で帰った。

糞テレビ局が入って、それで拝金主義に走った
地方都市はどこもかしこもインチキ野郎の巣窟
なんだろうと思ったけん。