The Deep Noto

早朝に金沢を発ちまだ夜が明け切らない内に市外を抜け有料道路へ。

「相変わらす暗い街だ」

日本海に出た。

空も海も同じ色をしている。

そう言やミルウォーキーも同じ色の街だった。
ビルも空も同じ灰色だった。
流石にドイツ人が沢山住み始めただけのことはある。

かなり前に奥能登の人(女性)と一緒にならなくって良かったと思った
事がある。
今ならそれもありかなぁ、と思うが当時は真剣にそう思った。
(だから正反対の半島の人(女)と一緒になった。が
 一緒に居る事は滅多に無いが。)

全員が全員そんなことはないだろうが、でも地域性というものは
必ずあるのである。

ましてや能登の女性は勤勉だ、というステレオタイプの情報を
真に受けてそれが外れた時は悲惨な未来しかない。
例えばただただブランド物に憧れるだけの派手好きで
金使いが荒いだけの怠慢な田舎者だった様な場合である。
多分昭和の女であれば若干前者的なところは残っていたであろうが
しかし多分後者の方が圧倒的ではないだろうか?と思う。
結構女は時代に染まりやすいと思う。
その点男はかなり頑固と言うか融通がきかないもんなのである。

陰鬱で陰湿な性格はやはり天候から来るのだろうか?

ネチネチ、ダラダラ、クドクド、…………
ネガティブな要素は完全にDNAに刷り込まれているのが
検証出来る。

腐るほど時間の有る人を相手する場合は焦ってはいけない
とことん堂々巡りの話を聞き続けるしかない。
そこには結論など無いからこちらで結論を出してやるしかない。

ケツの穴の小さい話を延々と続ける人。

昔なら金玉握り潰してやろうか?と思ったが…
近年かなり忍耐強くなった私は
必死で傾聴を続ける。 

小松まで車で戻り小松から雷鳥に乗って帰阪する。

麦酒は苦くて不味かった。

ボスはかって
或る半島論を語った。

朝鮮半島
能登半島
紀伊半島
バルカン半島
等々

島とも大陸とも違う半島の特異性

我々はそんな特異性の中で小さいことにうじうじグダグダ
ノロノロと人生を浪費しているのだ。

馬鹿臭くてやってられない。