『Coyote』No.45 November 2010
『Coyote』No.45 November 2010
特集
メキシコが
変えた
二人の男
数年前にこの雑誌を知ってからほぼ毎月毎号手に入れていた。
近年はかなり迷ってから結局は買わなかったり
買ったりとその時どきの気分で決めていた。
そうこうしているうちに隔月刊となった。
数ヶ月前の私物整理の際に大半の雑誌や書籍類を処分した。
ほとんど中身を堪能しないまま処分してしまった
『Coyote』もあった。
この雑誌の売りは紙質である。
だから重い。
昨夏は活字と音楽の無い旅を目指していたので
今夏以降は活字がなくても生きていける生活を
続けることが出来ていたが…麦酒と洗濯と散髪さえ
なんとかなると…やはり活字に飢え始めた。
定価1,400円+税のこの雑誌をS$33.40で売っていたので
悩まずに手に入れた。
特集がメキシコでなくとも
ガルシア=マルケスという名前だけで
条件反射的に飛びついてしまう。
今年に入ってからガルシアの単行本が数冊手元にやって来たが
どれもこれも斜め読みしか出来ていない状態で
活字飢餓状態の世界に飛び込んだ。
まぁいずれはじっくりと読める日が来るだろう。
南米・中米とはまた違う世界で生きているのが
またメキシコのかの地を別の地で想う事も
これまた楽しいのである。
しかしのこの『Coyote』という雑誌は危険な雑誌なのである。
良いとか悪いとかそんなものではなく
手を切りたくても切れない、中毒性を帯びた雑誌である。
何度も手を切ったのだが…。