『海賊とよばれた男』 百田尚樹 著

単行本が出るまで待とうかどうか迷ったが…結局単行本の上下巻2冊を買って搭乗した。
せっかく通路側の座席が確保できたが、前に壁がある席であり、
左から3席、4席、3席の列に3組の国際結婚のカップルと3人の赤ちゃんと一人の2歳児…
前壁に4つ簡易ベッドが並ぶ壮観な光景
赤ちゃんたちは別に泣き叫ぶわけではなかったが、左の2席のカップルの子供が2歳児で
走り回るわ、その両親も出たり入ったり遠慮会釈ない。
若い連中は、なんて言いたく無いが…
先般或る漫画家が機内で赤ん坊の母親に対して切れた記事を読んだがそんな
気持ちも少しは理解出来た。
公共の交通機関とか公共の電波とかみんな無頓着すぎる。
ただただ(見せかけだけの)平和な時代に生きていると錯覚し、そして誰も彼もが自己主張と権利の主張が
強すぎる。子供は宝物なのでそれはそれでいいのだが…大人の親ではなく子供のままの親が多い気がする。
これは自分もきっとそうなので他人さまのことはとやかく言えないが。

あまり古くないボーイング747-800だが自席の照明だけ点灯せず、
また小型モニタで映画は再生できても音声がなかったりで
結局のその小型モニタの明かりを頼りに

百田尚樹の『海賊とよばれた男』の上下巻を一気に読んでしまった。

流石ネット時代の小説らしく、ところどころにコピー&ペーストの後を感じる。

上巻の後半に出てきたのと同じ一群がまた下巻の最初に出てきたりする。
意図的な構成ではなく、単なる確認ミスか消し忘れだと思う。


文章的にはシンプルで澱みなく読み進めることができる。

ただセヴン・シスターズ等の詳細列記はただただくどい。(コピペの多用?)


結論

やはり文庫本化されるのを待った方が良かった、と大反省。