ついつい魔が差す be tempted by an evil spirit

昼食の後で市場調査へ。
何を思ったのか自分でも良くわからないが、本屋に寄り、写真集・芸術のコーナーに行き、
ついつい国連本部ビルを手にしてキャッシャーへ。
しかしたった一人の店員に長蛇の列。
元々この国にはサービスなる言葉無いのでは?と思えるくらい”サービス不毛の大地”。
まぁここで言うサービスという意味はニッポン・チャチャチャ的な意味。
イライラせずにひたすら待つ。
これが資本主義諸国で独り勝ちしている国の経済活動なんだろうか?
なーんて思いながらひたすら待つ。

支払い方法を考える。
現金カード か 現金か?
その国連本部ビルは49.99Euro
50Euro札1枚で少しお釣りが返ってくる。
私ならきっと49.8Euroという値段をつけるだろう、きっと。

日本円にざっと換算してみた。
7,000円…
ここで一気に目が醒めた。

最近は何かモノを買う直前にそのモノが何時頃どの様に捨てられるのか勝手にイメージが湧いてくる。

自分は一体こんなところで何をしているのだろうか?
また国連本部を買い取って何をしたかったのだろうか?
やりたかったことはあるが、それは別に国連本部ビルでなくて良かった。

目の前の客が支払いを始めた頃、列を離脱して返品に行った。

ついつい魔が差しそうになった月曜日の昼。