『夏美のホタル』

『海辺の生と死』を観てから『君の膵臓をたべたい』を観た。

その後で『夏美のホタル』を観た。
プロのカメラマンを目指す人間が主人公なのだが、流石邦画
詰めが甘くリアリティが無いところが結構あった。

主演女優がバイクの運転免許を持っているとかいないとか
そんなことはともかくとしてカメラの扱いが完全にインチキ。
まぁバイクのところもリアリティが無いけども。
普通どんな田舎でも道路の上にテントは張らない。
 (野宿したことが無いのだろう)

さて、映画の中で使われていたのがNikonのF3とMFのレンズ。
焦点は適当に合わせるような動作はしているが
露出を確認したり合わせたりしている動作は無い。

F3の場合、露出補正等々結構頭を使わないといくらフィルムカメラ
だと言ってもそうそう簡単では無い。
せめてフィルムを交換するシーンとかあれば少しはマシだった。
ちらっと写っていたのはカラーフィルムに見えた。
 
滞在先の民家で急に現像を始めたが…。

現像液とか印画紙とか持ち歩いていたのか?
赤外線の電球はどうしたの?
一番の問題は露光機(引き伸ばし機)はどうしたのか?

SRに積んでいた様には見えない。

肝心な写真行為の描写が雑過ぎた。