喜劇!駅前キネマ

『夏美のホタル』

『海辺の生と死』を観てから『君の膵臓をたべたい』を観た。その後で『夏美のホタル』を観た。 プロのカメラマンを目指す人間が主人公なのだが、流石邦画 詰めが甘くリアリティが無いところが結構あった。主演女優がバイクの運転免許を持っているとかいない…

クラゲかナマケモノ

『深夜食堂』 原作が活字の映画はともかく、漫画やアニメがベースになっている映画の98%は まともに作れていない。 だが、この『深夜食堂』は原作の漫画の世界観に奥行を与えてる稀な作品であった。『海月姫』 海月(くらげ)と言えば、最後に飼っていたクラ…

今年観た邦画メモ

邦画メモ『ふしぎな岬の物語』 吉永小百合『さいはてにて』 永作博美『味園ユニバース』 二階堂ふみ

砂の女

まぁ諸般の理由により『砂の女』の文庫本をガラクタ瓦礫の山の中からようやく探し出す。 『砂の女』安部公房 新潮文庫 あ 4 15 \438(税別) 昔昔そのまた昔、この小説を読み、そしてVHSに録画された映画を観た。 イメージだけは断片的に残っていた。 今回大…

『彼女が消えた浜辺』

『彼女が消えた浜辺』 舞台はテヘランから行けるカスピ海のリゾート地。 なんだかんだ言ってエリの婚約者の気持ちを想うと耐えられない。 これは普遍的なテーマを含んだ良い作品だった。

『グッバイ レーニン』

『グッバイ レーニン』 ようやくこの作品を観ることが出来た。 西側かつ資本主義が全て幸福であるとは思わない。 西側かつ資本主義が行き過ぎると「昔の方が良かった」 と感じるのは何故だろうか? この何故、というところに閉塞感や空虚感の根源的な理由が…

腋毛ボーボー自由の女神

『謝罪の王様』 臭い小芝居の連続。 まぁ娯楽映画なので悪くは無い。 朝ドラの脚本家が脚本を書いているので仕方が無い。 主演の俳優は臭いが、ギリギリ不快感は感じない。 同類の臭い演技を俳優は不快だ。 もう一人の同類はまだドラマしか観ていないので今…

『無法松の一生』

『無法松の一生』 勝手に描いていたイメージとは異なり、しんみりした作品だった。 良いか悪いかはわからないが、まだ人々が自分という存在をわきまえる事が 出来ていた時代の話ではある。 逆に勘違いした連中も大勢生きていた時代でもある。 では近年はわき…

『エレベーター』

『エレベーター』 最後の最後でどうなったか判然として作品だったが、すっごく官能的で 示唆的で、勘違い野郎どもへのアンチテーゼ作品。 特にTV関係者の勘違いした権力欲、 増すゴミと言われて平気な報道関係者の間抜けさ加減、 等々他人の不幸に群がる連中…

『王妃の紋章』

先日偶然手に入ったチャン・イーモウ監督作品である『王妃の紋章』を勢いで観た。 他に観たくても先送りにしている作品が沢山あるのだが、ついつい観てしまった。 あのチョー・ユンファとコン・リーが出ているので、ついつい観てしまった。 金ピカだけでなく…

『ヨーロッパの解放』

なんとかロシア行きの目処が立ったので 『ヨーロッパの解放』を観始める事にした。第一部『クルスク大戦車戦』 初日は途中で失神。 翌朝に続きから観た。第二部『ドニエプル渡河大作戦』 これは一気に観る事が出来た。『ヨーロッパの解放』を最初に観たのは…

春の惑い 蘇州恋歌

『春の惑い・蘇州恋歌』 久々にこの作品を観た。 しっとりとした良い作品である。 感情を理を持って収める、という監督のインタビューを素晴らしかった。 理を持って収められない場面や人が多いのでは?と思う。 理ではなく利ばかりを追い求めている気がする…

『スローなブギにしてくれ』

久々に『スローなブギにしてくれ』を観た。 浅野温子が、若い!綺麗!可愛い! ← 当たり前! チャリンコに乗って出てきた角川春樹も若い! CB50だかスーパーホーク3だかも、渋い! 当時はやっぱり米軍ハウスに住むのが憧れだった…が。 アメリカ風の家に住み …

『西瓜』

『西瓜』(原題:天邊一朵雲) 北京の西瓜、だと思って観たら台湾の作品だった。 後半になり意識が混濁としてきて、気が付いたら終わっていた。 残り三分の一だけ後日観てみよう。 長回しは嫌いではないが、説明しているのか、何も説明していないのか なんだ…

連理の枝 スカーレットレター

『連理の枝』 久々に観る事が出来た。 (すっかり粗筋は忘れていたが…) 単純に泣ける。 おさらいしてみると女優は『冬ソナ』のあのチェ・ジウだった。 普遍的に美人と言うか可愛い。『スカーレットレター』 昔公開された直後に観た筈だがすっかり粗筋は忘れ…

『血と骨』 を観て感じる リアリティ とは ?

『血と骨』 先日久々に『血と骨』を観た。前回は丁度捨年前に観ている。 相変わらずの鈴木京香の演技は素晴らしい。 角材でボコボコと殴るシーンが何回か出てくるが、ボコボコではなくどことなく ポコポコ感がして、その分リアリティが無かった。 あのお笑い…

『レイチェルの結婚』(Rachel Getting Married)

『レイチェルの結婚』(Rachel Getting Married) ひよんな事から映画100選の中の一本が手元にやって来た。 まるでNYCの映画学校の映像科の授業で使われる手法そのまんま だと思ったが、実はその逆でドグマ95のルールを反映した 作品なんだろうと思う。 実の…

喜劇!駅前キネマ 新キャラ 試写 その1

『ハンニバル・ライジング』(Hannibal Rising)

『ハンニバル・ライジング』(Hannibal Rising) 借りたDVDの不良で中断したままであったが、久々に再開することが出来た。 良く出来た作品である。 (日本に関する描写というか理解はかなりおかしいが、まぁアングロサクソン側から見た 解釈としたら、マシな…

『ひまわり』と『廃市』

『ひまわり』 立ち上がりがだるくて冒頭の5分で観るのを止めようと思った。 我慢して最後まで観るとなんとなくこの作品の良さみたいなものを感じることが出来た。 でも監督は何故こんな作品を撮りたかったのだろうか? という疑問はある。『廃市』 30年前の…

Underground

何度も失神を繰り返してようやく最後まで観ることが出来た。 ハードなバルカンサウンドが楽しいよん。 http://www.youtube.com/watch?v=QzWOYvrfCPI『アンダーグラウンド』(Underground, セルビア語: Подземље)は1995年の映画である。フランス、ドイ ツ、…

Before the Rain und Kundun

『Before the Rain』合成ぽくCGぽい情景も感じたが、とにかく映像美と感じられる作品だった。 テーマは普遍かつ偏狭的で極地的なのだが。舞台はマケドニア。 『Kundun』ダライ・ラマ14世をテーマにした映画。 それにしても政治の世界は表向き綺麗事だが所詮…

『俺は、君のためにこそ死ににいく』

俺は、 君のためにこそ 死ににいく石原慎太郎 製作総指揮・脚本の映画であった。何故か最近特攻隊関連の作品が回ってくる。 石原慎太郎に関することは敢えてここでは言及しない。それにしてもつくづく人間の遺伝子の力、すなわちそれらの集合体である国民性…

『美しい夏キリシマ』 黒木和雄監督作品

今朝『永遠の0ゼロ』の事を書いていたら、久々に『美しい夏キリシマ』を観たくなった。 自分の中ではずっと『美しき夏キリシマ』と思い込んでいたが、 正式には『美しい夏』だった。黒木和雄の戦争3部作の一つである。 3部作とも全て戦闘シーンの無い戦争映…

『酒と薔薇の日々』

『酒と薔薇の日々』 こんな作品が40年も前に作られていたなんて。 地球は随分と狭くなったが、世界はまだまだ広い。 アルコール中毒(最近の表現だと依存症)と我々との差ってあまり無いのではないか? 明らかに依存している場合が自分自身認識できているから…

『太陽の雫』を久々にじっくり、ゆっくり観た。そして人生で本当に大切なものについて再考する。

映画でもテレビドラマでも複数回観たいと思う作品はほとんどない。 そんな中でも、 定期的に観てしまうのは超B級作品と言われている『彼のオートバイ、彼女の島』や 『地獄の黙示録』くらいである。 他にはWim Wendersやチャンイーモウ作品があるがそれらは…

雪見感傷

『るろうに剣心』 後半の対決シーンが冗長的すぎる 変なサムライ言葉も違和感。 それにサムライの茶髪・金髪はなんだかなぁ、という感じ。 でもまぁ娯楽作品としての出来は良い。『孤島の王』 窓から雪景色を見ながらこの作品を観ると余計に寒さが沁みてくる…

たまたま似たようなテーマの作品が続いた

『ホテル・ルワンダ』 DVDを観た後で色々とネットで検索した結果 フツ族とツチ族の対立に関しての背景をようやく少しは理解が出来た。『ワルキューレ』Valkyrie 実話を元にトム・クルーズ主演作品『黄色い星の子供たち』原題: La Rafle. 英: The Round Up こ…

『へルター・スケルター』

ニナミカこと蜷川美香監督作品。『さくらん』以来のニナミカ監督作品。彼女の写真がそのまま動画になった様な作品。リリコ役の演技はそれなりだった。 リリコの部屋の調度品のほとんどがニナミカの個人所有物みたい。 ということは彼女の写真はひたすら彼女…

『ロスト・イン・北京』  Lost in Beijing

『ロスト・イン・北京』(ろすといんぺきん、原題:苹果) 久々にシッブイ中国映画を観る事が出来た。舞台は北京だが、普遍的なテーマだと感じた。主演の別嬪さんは誰だろうと観続けていたが… 范 冰冰(范氷々、ファン・ビンビン、Fan Bingbing)だった。 出…