【続編】『ZORBA THE GREEK』その男ゾルバ

>> あと、長年探しているのですが見当たらないのがギリシャを舞台にしたと思われる
>> 「その男ゾルバ」です。

>そのタイトルは、藤田まこと が主演した舞台 があったように記憶しています。
>きっと、同じ原作の物なんでしょうね

確かにあの中村主水藤田まことにそっくりでした。
もう少し”濃い”系統の顔を想像していたのですが、”なんやこれ必殺仕事人やんけ”と思いました。

この世には自分の知らない世界や国や文化や空間や解けない謎がまだまだあるということを再認識しました。
これが契機になって旅の氷点が溶けてまた熱が戻ってくればいいのですが、と思います。
小さな島国の村社会で何も知らずに一生を過ごしてそれで終わって行く方が幸福なのでは?とも思います。
知ったが故に始まる不幸というのもあると思います。
知らなくて済む事なら知らずに過ごす方が平和です。
そして地元スペシャル的に土着の世界で威張って生きていく方が新鮮な刺激も無い反面孤独でもありません。
我々の様に生まれ故郷を離れてどこに行っても他所者と扱われる(アメリカでは時に(時に)差別を感じます)のは
孤独ですがその分気楽です。もっと若い頃は村社会から飛び出して未知の世界で生きて行く方が(自分にとっては)
楽しくて幸福なことであると信じて疑わなかったのですが、最近は土着の人間のしたたかさや安定性を見るにつけ
どちらがどうと言い切ることが出来なくなりました。
黒澤明の「七人の侍」の農民の様に土着の人間はしたたかで豊かです。
でもやはりスナフキンの様に旅人で土着的でなくて気楽で無責任で生きていけたら、と思います。
代償は孤独というだけです。