旅立てジャック!
朝から土手を北上し髪の毛を切ってもらいに出かける。
予測していたより混んでいる。
昔旅立ちの直前に髪の毛を切ってもらったのと雰囲気は似ている。
だが旅の目的が異なる。
この週末京都に行く機会を失ったことをそこで初めて知る。
一度アジトに戻り買い物に出る。
午後、今週二回目の通院として歯医者に行き、応急処置を施していただく。少しは受付のオネェさんの態度が軟化した。しかし今回は次回の予約は出来ない。(彼女の趣味というか仕事上の生甲斐は人の予定を決め付けるその役割りにあるだと思う)
またアジトに戻り少しだけ準備を行いバスで駅に向かった。
電車が出た頃には夕暮れが始まっていた。
自分がイメージしていた明るさとは違っていた。
久々に三宮の南側を歩く。
先ずは鞄屋に行くが目的とするデイパは無かった。
氷雨に濡れながらパタゴニアに向かう。パタゴニアの向かいにモンベルがあった。また近くにLLビーンもあった。しかしどの店にも目的の物に近いデイパは無かった。一番理想に近いのはモンベルのモノであったが色の設定が一色だけでありそれは到底満足には至らない代物であった。
好みとする色に近いモノはあったが余計なモノがジャラジャラと付いていてモノとして先ず信用が出来なかった。
最近シンプルでいいものが少なくなった。
まるでラーメンの味の様である。
ラーメンもデイパも不必要に懲りすぎている。余計なモノは極限状態において不要になるのは目に見えている。また使わない機能はただのゴミである。作った人の価値観や思い込みを一方的に押し付けられるのはごめんだ。
気がついた時にはもう一つのターゲットである電子辞書を物色する時間が切れていることに気がついた。
さてここからが本日のメイン・イベント。
彼女の案内でアジト的なイタリアン食堂に向かう。
麦酒を飲みながら前菜を食べる。
麦酒は麒麟だと言うが重くて美味しいのでゆっくりと飲む。
(気温と湿度のせいもあるかもしれない)
シシリーから来た赤葡萄酒が今宵解禁日!だというので
一杯のグラスを彼女と二人で分ける。
ボージョレー・ヌーボをイタリア語で言うとなんと言うのだろか?
美味しいがやはり若い!
パスタ、ピィッツアと食べてからまたパスタを食べた。
バルベラのフル・ボトルを彼女と一緒に時間をかけてゆっくりと一本飲んだ。