『スローなブギにしてくれ』
まったくの偶然久々に『スローなブギにしてくれ』を観る機会に恵まれた。
時代は昭和の終わり。
昭和の匂いがプンプンしていた。
あの頃目指していた未来と今と随分と異なる。
浅野温子の綺麗な裸体。
片岡義男の原作だけでは映画としては時間が足りないので
当時の作品をところどころつなぎ合わせて一本にしている。
当時は珍しかっただろう米軍ハウスでの生活や調度品・・・
今思うとそう大したもんでもない。
けれど当時はそれが最先端であった。
結局ゴローとサチノは一緒に暮らしてサチノは妊娠し
ゴローは自転車で仕事に行く。
山崎努はわけのわからない生活を続けている。
(若い女ばかりをムスタングで拾う)
一体人間の幸福とは何なのだろうか?
とそんなことを感じてしまった。