Play catch

ひよんな事から久々にキャッチボールをすることになった。
昼休みのほんの短い時間であったが。
相手は元高校球児。

思い起こせば前回キャッチボールをしたのは
子供たちとの野球勝負の時以来である。
それも5年前。

思ったよりも筋力が衰えておりがっくりしてしまった。

本当のテーマは別にあるのだが…
人間として再生できるかが裏のテーマでもある。

旅の氷点に達してから全然と解凍が進んでいないのだが…。

もっともっと欲望が搔き立てられないと駄目だとは思うのだが
ますます無欲になってくる。

近年は完全に林住期を迎えているのだが
表向きはそんな素振りを見せるわけにもいかず
それなりに前向きに生きているフリをしないと
ならないのでかなりキツイ。

欲望まみれの人たちを動かそうとしたら
或る程度こちらも欲望にまみれているフリをしないと
連中たちとは交際が出来ないのである。

まるで同性愛を隠すために異性愛を強調しているような
人生の無駄であるが…仕方が無い。

すべての動機は不純であるべきだとは思うが
欲が露骨過ぎる人は見ていてついつい気の毒になってしまうのである。

正直に名誉が欲しい
金が欲しい
といえばいいではないか。

所詮は立身出世目当だけの人生ではないか?

ツマラナイ連中がお互いの足を引っ張り合う。

人生の本質とは随分とかけ離れていることすら
気付かない連中が多すぎる。