『あんぽん』孫正義伝  佐野眞一著 小学館 1680円 400頁

文庫本になるまでは我慢我慢と決めていたが、ついつい手にしてしまった。

内容はともかく、やたらとくどい繰り返しが多い。
頁数を稼いで単価を上げる必要があったのだろうが、もう少し
ダラダラ同じことを書かなかったら67%くらいまでは
圧縮出来る筈。

血と骨」より100倍は面白い話だったとか
「ジョブス」の自伝より100倍は面白いとか、
なんでもかんでも根拠の無い100倍… まるでリーの30倍カレーと同じノリである。

なんという手法か知らないが
近年のクダラナイテレビで、肝心な時にCMになり、
CMが終わった直後にまたCMの直前の画像を流すあの
手法に似ている。
いい加減やめればいいと思うが。
あの手法に近いものを感じた。

単行本でもコピペ乱用していると、いずれ本当に書籍離れが本格化すると
思う。(所詮出版社も文化供給者でなく商売第一主義者に零落してしまったんだなぁ、と思う)