『台北に舞う雪』 『小さな赤い花』 『IN THIS WORLD』 『INTO THE WILD』  『ある子供』

台北に舞う雪』 
 台北に雪が舞うわけはないのだが…。という疑問は無く観始めたのだが。
 まぁほんわかしたいい作品ではあるが、街の情景以外はあまり見所のない作品であった。
 台北かどうかは別にしていずれ本当に台湾に行く必要がある。

『小さな赤い花』
 表現の自由が保障されていない国ではあるテーマをそのままズバリは撮れないので
 色々と工夫して映像化している。
 駄菓子菓子、完全に表現が自由な国などその実無いではないか?
 どの国でもタブーは存在する。

『IN THIS WORLD』
 パキスタンのアフガン難民キャンプから話は始まる。
 パキスタン、イラン、トルコ、イタリア、フランスを抜けてロンドンに辿り着く。

『INTO THE WILD』
 どんな国の人間でもやはり人生の大半を占めているのは育った家庭での境遇だろう。
 そこからはどんな人間でも抜け出すことが出来ない。
 物語の確信的な「人間の幸福とは」という件のところは再度確認が必要である。
 実話をベースにしているらしいが、冷静に考えると色々な考え方の人間が居て
 その中のたった一人の選択の結果に飛びついて映像化してしまうその貪欲さ加減に
 には呆れてしまう。
 なんでもかんでも商品にしてしまうその根性には感服する。

『ある子供』
 フランスが舞台だと思っていたが、ベルギーの或る街が舞台だった。
 原題から考えると”ある”子供ではなく”その”子供であるべきなのだが、
 間抜けな人が邦題を決めているのが良くわかる。
 破滅的な生活を送っていても、いつか誰かに救って欲しいという甘えた感情が
 良く出ている。