『永遠の0ゼロ』百田尚樹 講談社文庫876円税別

流石放送作家の小説だけあって、平易な文章で、出先の宿で人待ちの間ですーっと読める本だった。
いかにもディジタル時代の小説であり、随所にコピペ感が漂っていて
かなり冗長的な内容になっている。

 特攻隊とイスラムテロが同義だという私論を新聞記者の台詞としてこの本に刷り込んでいる。

帝国陸軍より旧帝国海軍の方が少しはマシだったと思い込んでいたが
旧帝国海軍の悪さ加減も結構描かれていた。

まぁ、所謂、今時の若い人たちに読んでもらいたい本の類ではある。