酒に溺れて、自分の言葉に酔い潰れて 『空と風と星と詩』
『酒に溺れて、自分の言葉に酔い潰れて』英蟯虫
ガラクタで身の回りを固めて
ワザと路地裏を彷徨い迷走を続ける。
純化しその先に見えてくるものを薄々知っているだけに
それが怖いのだ。
心の闇の中にあるものを敢えて見たくないのだ。
小さい、小さい、卑小な自分と対峙したくないのだ。
酒に溺れて、自分の言葉に酔い潰れて、
自分をなぶり、いたぶり、そしてなんだかんだと
理由をつけて自分から逃げて逃げて逃げ続けているのだ。
答はとっくに見つけているのに、探しているフリをしているのだ。
そんな自分を認めてしまうと、一気に自分自身が瓦解してしまうことを
恐れているのだ。
ゲロを吐きまくり、黄色い液も吐き続け、透明の液も吐き続け
それでもまだ足りなくて喉から血を吐きまくる。
でもまだ心の闇の先にあるものを自分自身で認める勇気が無い。
嗚呼。